2024.10.16
近年、ビジネスモデルの一環として注目されている「継続課金」。成功には正確かつ効率的な決済が欠かせません。
ここでは、継続課金における決済について、相性のいい口座振替やクレジットカード決済について、また考慮すべきポイントまでわかりやすく解説しました。
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目次
継続課金とは?
継続課金で利用すべき決済方法
継続課金における決済で考慮すべきポイント
継続課金の決済を正確に行うための契約管理
継続課金ビジネスのための契約・請求管理システム「Scalebase」
まとめ
継続課金は、定期的な支払いを通じてサービスや商品の利用権を提供するビジネスモデルの一つです。一度契約が発生すれば解約をされない限り、契約内容に基づいて継続的に決済を行います。
継続課金は、請求金額の変動性や請求サイクルの観点から下記のように呼ぶこともあります。
・定期課金
月に一度・2ヶ月に一度・半年に一度など決められた請求サイクルごとに一定額の課金を行うもの。動画やゲームなどのサブスクリプションサービスでも採用されています。
・従量課金
使用・消費した分だけ課金を行うもの。携帯料金や水道光熱費などで採用されています。
継続課金では、顧客は継続的な価値を享受し、事業者は長期的に安定した収益を確保できるのが特徴です。中長期的な売上を予測でき、ビジネスの計画が立てやすくなることも大きなメリットです。
継続課金については、こちらの記事で解説しています。
継続課金では、適切な決済手段の導入が極めて重要です。ここでは代表的な決済手段としてクレジットカード決済、口座振替、請求書払いを紹介します。
継続課金の代表的な決済手段はクレジットカード決済です。登録されたクレジットカードに対して自動的に決済処理を行うため、顧客にとっても事業者にとっても利便性の高い決済方法で、特にtoCのサービスで、ユーザ数が多く、少額の定期決済に特に向いています。
決済代行会社を利用することで各ブランドを包括的に導入することが可能ですが、EC販売向け、店舗決済向けなどがあるため、自動課金に対応したシステムかどうかをチェックする必要があります。入金のタイミングがずれこむ点は注意が必要です。
口座振替は、指定した銀行口座から自動的に引き落としを行う方法です。初回申込時に金融機関からの承認手続きが必要ですが、一度登録すれば毎月自動で引き落としをできます。口座振替の特徴は、若年層や年配層などクレジットカードを持たない層をカバーできる点が魅力です
こちらも決済代行(収納代行)会社を利用することで、各金融機関の口座に包括的に対応できるようになります。また、クレジットカード決済と比較して手数料も安いため、高単価の商材やtoBのサービスでも多く採用されています。
請求書払いは、請求書の内容に基づいて顧客が指定口座に手動で支払いを行う方法です。請求書払いは支払いが発生するたびに請求・送付の業務が発生し、手間とコストがかかります。同時に顧客側も手動での支払いになるためまた、自動で決済が行われるクレジットカード決済や口座振替と比べると未入金リスクが高くなる傾向があります。
請求書払いは、高単価の商材やtoBのサービスでは多く利用されています。企業間の信頼次第では、半年・一年など一定期間で発生した取引の代金を掛け売りでまとめて処理することも行われています。
継続課金の決済手段を選定する際には、以下のポイントを考慮することが重要です。
・顧客の利便性
顧客ごとに使いたい決済手段は異なるため、複数の選択肢を提供することが求められます。また、自動決済ができるなど、顧客側にどれだけ負担なく支払いを行ってもらえるかが継続率向上の鍵となります。
・請求や入金管理の効率性
継続課金は、顧客数が増えれば増えるほど、決済処理件数も増加します。ビジネスの規模に応じて、大量の取引にも対応できる体制を整えることが重要です。また、ここには決済手段ごとに情報が散在しないように、決済情報の一元管理に対応しているかどうかもポイントになります。
・代金回収漏れの防止
継続課金は、確実な代金回収を行い、未収率をどれだけ下げられるか、強制解約をどれだけ減らすことができるかも重要です。督促などの工数も大きな負担になるため、適切なシステムとプロセスが求められます。
近年の継続課金は、シンプルな定額モデルだけでなく、様々な販売条件で提供されることが多くなっています。
継続課金は顧客との信頼関係を築きながら長期契約継続を促し、利益を上げていくビジネスモデルです。継続率向上や売上の安定などのメリットがある反面、個々の顧客のニーズに対応するため料金プランが多様化し、複雑性を有しています。
例えば、下記のような内容が考えられます。
・契約開始日や適用プランが顧客ごとに異なる
・複数のサービスとオプションが利用されている
・契約途中のプラン変更やオプションの追加が発生する
・無料期間やキャンペーンがある
・締め日(月末締めによる日割り、契約開始日基準など)が複雑である
・従量課金の料金計算が必要
特に、BtoB事業の場合は、営業裁量により顧客ごとに個別の調整が入る、紙の請求書の発行を必要とするケースもあります。そのため、決済を行うタイミングで、顧客ごとに今現在度の契約が適用されているのか、特約はないのかといった情報を把握する必要があり、契約管理という領域も非常に重要なポイントになっています。
ここまでの話を踏まえ、継続課金ビジネスのための契約・請求管理システム「Scalebase」を紹介します。「Scalebase」はSaaS、サブスクリプション・リカーリングなど、あらゆる継続課金ビジネスに特化した販売・請求管理システムです。
Scalebaseでは既存顧客の契約管理を行います。継続課金ビジネスならではの複雑な契約形態、顧客ごとに適用される日割りやキャンペーン、契約変更の履歴管理に対応しています。その後の請求管理では、Scalebaseで設定した計算式(商品マスタ)と使用量データのインポートにより従量計算、サービス・オプションを組み合わせた合計請求額などを自動で算出するため、ミスなく迅速に請求データの確定が行えます。
作成された請求データは、請求書の発行、もしくは決済システムへの連携され、毎月の請求業務を効率化に貢献します。
継続課金ビジネスの販売戦略・プライシング戦略に最適化された販売・請求管理システムとして、BtoB継続課金ビジネスを展開する100社以上の企業に導入いただいています。
継続課金の成功には、適切な決済手段の選択とそれに伴うシステムの導入が欠かせません。顧客の利便性向上と効率的な業務遂行、回収漏れの防止を考慮しつつ、ビジネスの継続的な成長を実現しましょう。
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