ストック型収益を目的とした、社宅向けの家具・家電レンタル事業。企業ごとの契約書ファイルやExcelでの請求書発行を、Scalebaseでシステム化!

社名/ステラーフォース株式会社

業種/不動産業

コロナ禍で改めて注目されたストック型ビジネスモデル。その魅力は、景気に左右されず売り上げを維持できる点にあります。

そこで今回は、法人向けに不動産の賃貸・仲介業をメインに、2022年より家具家電のレンタルサービスを展開するステラーフォース株式会社より 取締役COO 辻井 政貴様、管理事業部 管理事業課の阿部 美由紀様、角 翔子様に、ストック型ビジネスでの契約・請求管理の課題、Scalebaseの価値について、お話を伺いました。



-会社と事業の概要について教えてください。

辻井 様:
ステラーフォース株式会社は、2003年の設立から、法人企業向けに転勤者用の社宅斡旋と契約仲介を行っています。近年は、実績を積み上げるなかで様々なニーズに応えられるよう、マンスリーマンション事業や家具・家電のレンタルサービスなどにも対応しています。転勤・就職・出張時の働く人の住まいを斡旋・提供し、「住」で日本企業を支えています。



景気に左右されないストック型のビジネスが欲しい!そこから生まれたのが家具・家電のレンタルサービス。


-Scalebaseを活用されている家具・家電のレンタルサービスの成り立ちを教えてください。

辻井 様:
ステラーフォースは、借り上げ社宅の制度がある企業を相手に、転勤・就職・出張などで必要になる社宅の斡旋・提供を行っています。その中で、企業側から求められる要望の一つにあったのが、単身赴任者に対しての家具・家電の提供でした。

弊社で物件を借り上げて、家具・家電の設置をしてから、契約企業に貸し出す。これにより入居者様が住みやすくなるだけでなく、家賃も家具・家電のレンタル代も弊社から1本にまとまるため、契約・支払を企業側がスムーズに行えるのが特徴となっています。


-いつ頃からはじめられたサービスなのでしょうか?

辻井 様:
家具・家電のレンタルサービスを開始したのは2022年のことです。その当時はコロナ禍で、企業活動にも大きな変化があり、人の動きや異動がなくなった時期でもありました。弊社では新規案件が減少し、業績も非常に厳しい時期でした。

不動産業界は基本的に手数料商売で、受注してショットで売り上げを上げるため、景気に左右されやすいビジネスモデルだとコロナ禍で改めて認識させられました。そうした背景もあり、いわゆるストック型のビジネスを展開しておきたいという狙いも大きかったです。




発注書を印刷して企業ごとにファイルを作成。毎月1社ずつ請求タイミングや物件名、提供内容などの契約を確認し、Excelで請求書を発行していた。


-レンタル事業における契約・請求管理の特徴はありますか?

角 様:
レンタル事業の契約管理の課題としては、家具・家電が15〜20種類あり、物件ごとに提供内容の組み合わせが異なる点です。企業ごとに基本セットが作成されるケースや、入居者様の方で自由に選択されるケース、お部屋によって設備として既に組み込まれているケースなどがあるため、お部屋ごとに提供内容を把握する必要があります。

また、法人様によって個別の契約・請求条件が発生する点も課題と言えます。毎月請求を基本にしていますが、当月締めの翌月払いや当月締めの翌々月払いが存在するなど、企業によって請求書の発行タイミングや支払期限の設定がまちまちになっています。また、1年分の利用料を一括前払いをご希望の場合は、毎月の切り崩しや解約による返金処理を行う必要もあります。こういった条件を企業ごとに把握し、正確に処理をすることが求められています。


-レンタル事業における契約・請求管理の特徴はありますか?

阿部 様:
改善したかったのは、企業ごとにファイルを作成した契約管理、そしてExcelでの請求書発行です。

案件内容はSalesforceに作成されていたので、契約がいつ開始でいつ終了かなどの管理はできていました。ただ、今月行うべき請求一覧などの抽出がうまくできなかった。そのため経理では、発注書を印刷して企業ごとにファイルを作成し、毎月1社ずつ請求タイミングや物件名、提供内容などの契約を確認していました。この契約管理の部分をシステム化し、紙・ファイルを無くしたいというのが1点です。

また、請求書の作成についても、企業ごとに部屋名や提供内容など求められる記載が異なるため、個社別に用意したExcelを利用して作成していました。契約内容の複雑性からミスの懸念もあり、ここも改善したと思っていました。

経験値に頼った業務になっていたため、案件数が順調に増えていくなかでこの運用では今後継続していくのは難しいと感じていました。そこで導入したのが、Scalebaseです。




ペーパーレス化を実現!契約管理が体系化され、請求書の発行までスムーズに


-Scalebase導入の効果をどのように感じていますか。

角 様:
Scalebaseの導入により、受注書を印刷し作成していた企業ごとのファイルが一切必要なくなり、契約管理から請求書発行までをシステム化できました。

Scalebaseでは、「企業別の提供商品の一覧(商品マスタ)」として、家具家電の名称、単価、請求タイミングなどを登録します。そして、企業ごとの契約内容として部屋名を一覧化し、各部屋に商品マスタを紐づけます。これにより、契約企業と部屋名と家具家電の提供内容、この3つが体系的に管理され、契約管理が非常にシンプルになりました。


取引先名と部屋名を軸にした契約一覧ページ(※記入データはイメージです)



各部屋の契約詳細ページ(※記入データはイメージです)



阿部 様:
さらに、請求書の発行を「Scalebase ペイメント」から行うことで、Scalebaseの契約情報をそのまま請求に活用しています。請求書自体は、最終的に合算した内容で発行していますが、その明細として物件名や提供内容などの記載を行っており、請求書業務もスムーズになりました。

結果として、今までのような企業ごとの契約書ファイルや、Excelでの請求書発行がなくなり、大幅な業務効率化へとつながっています。



家具・家電のレンタル事業でも、Scalebaseは使える!


-Scalebase導入の効果をどのように感じていますか。

阿部 様:
「やればできる」でしょうか。

Scalebase検討時に、サブスクの会社がどのような管理サービスを使用しているのかを探し、5社とお話をしました。家具・家電のレンタル事業に特化したような完璧なサービスはありませんでしたが、Scalebaseが一番カバーできる割合が多く、運用面でも様々な提案をいただきました。

Scalebaseも家具・家電のレンタルを扱うのははじめてと伺いましたが、Scalebaseも日々進化しており、我々でも使いやすいサービスになっています。同業種の会社さんでも、契約・請求管理はどこも似た課題を抱えていると思います。システム開発が現実的ではない場合、Scalebaseのようなサブスク管理システムという選択肢があると証明できたと思います。


社名   | ステラーフォース株式会社
業種   | 不動産業
従業員数 | 70名(2024年1月末時点)
業務内容 | 不動産賃貸業・売買仲介業

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